それほど多くはありませんが、いろんな演者のデビュー前日を経験してきました。
今日は、自分にとってもデビュー前日の重みを感じさせられました。今日、数名の実行委員と呑んでいて、みなさんの屈託のない想いを聞かせてもらいました。こんなに有り難く、喜ばしいことは、ライブハウスをやっていて今までなかった。このことについては、いづれまた書かせてもらいます。
でも、そんな言葉に出会えるのは、あの日を一緒に過ごせたから。
振り返るとそれは、9/2(Sun)くさのねフェス18でした。
全出演者のバトンを受けて、Halo at 四畳半が大トリで出演。
5曲演奏し終わって、楽屋代わりに使っていた体育館にメンバーが戻り、ふと思いました。
デビューの報告をしていなかった彼らに、
『Halo at 四畳半のみなさん、何かお忘れじゃありませんか?』
と、聞いた時、メンバーは何を言いたいのかをわかっていた様で、
『僕たちのことなんて、いいんです。僕らはくさのねフェスの為に来ているんです』
的な雰囲気の内容を話していました。
その気持ちもすごくよくわかる話で、メンバーがそれでいいんなら、それでも良いかと一瞬あきらめつつも、よぎりました。
自分はライブハウスをこの佐倉という街でやってきて、手前味噌ではありますが、地元出演者のメジャーデビューの報告をされた経験がありました。その度に、全身の毛が逆立つ様な感覚を味あわせてもらいました。この上のない感覚です。
ただ、その時、こうも思いました。
『佐倉出身のバンドがメジャーデビューする直前を迎え、今、まさにそのバンドを目の当たりにしている佐倉の人たちの人生で、地元バンドがデビューをする報告で感じるあの感覚を、味わえる機会があと何回あるのだろう』と。
怒ったつもりはないのだけど、どうしてもあの感覚を佐倉の人たちに伝えたかったから、
『Halo at 四畳半の今を感じて欲しいんだ、その報告をシェアすることに意味があるんだ!』
みたいなことを強く発しました。それを受けて、アンコールでステージに戻った渡井は、『さっき怒られたんだけど、、、』みたいに言っていて、心の中で『なんかごめんね!ほんとごめんね!』って叫びました。
そこから1ヶ月半、彼らにもいろんなことが起きて、ドラマの主題歌が決まるなんてニュースまで聞きました。
でも、そのニュース、実はSNSで発信されていることを自分は知らなかったんです。
誰がそれを伝えてくれたと思いますか?
実は、僕以外の街の人。くさのねフェス実行委員が自分のことの様に、感じてくれていました。
くさのねフェスがなかったら、あの時、渡井が報告の挨拶をしてくれていなかったら、こんなことは起きなかったと思っています。
あの時、強く言っていれば、、なんて思いたくなかった。
言ってよかった。それを受けて、挨拶してくれて本当に嬉しかった。
佐倉出身の大先輩でありバンドのシンボルとも言うべき、BUMP OF CHICKENのみなさんが居てくれたことで佐倉を間違いなく素敵に映してくださって居ます。
ただ、そんな彼らですら、佐倉では出来なかった報告とスタートを、Halo at 四畳半が始めます。
それが、明日、10/16(Tue)なのです。
これを読んで『!』と来た、地元バンドは、ぜひ僕まで連絡をください。
是非こちらも読んでみてね!